割としっかり生きられてるじゃん、私。

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本日は定期検診Day@6年半。

本来であれば、二週間ほど前の予約だったのだが、
仕事が忙しく延期。
「カラダ1番」と誓ったはずなのに…イカン。

半年ないし1年ごとに大きめの検査を行うのだが、
本日はCTを撮るとのこと。
朝ご飯抜きでフラフラ(3食きっちり食べないとダメ)
しながら、簡単な問診票&同意書に記入する。

既往症や飲んでいる薬などを記入するのだが、

「甲状腺機能障害、喘息、アレルギー…」

毎度であるが、記入欄が満杯になってゆく。
馴染みの看護師さんに渡すと「造影剤、ダメかも」。
「えー、せっかく来たし(病院が遠い)
ちゃんと検査しておきたい」とお願いして、
造影剤なしCTを行うことに。
そんなことができるんだ。

その後、腹部のエコーへ。
技師さんの手が怪しきものがないかと
コロコロ、ピーッ、カシャを繰り返す。

やたら下腹の方を念入りにコロコロされるので
(もしや、よからぬ影!)と恐る恐る聞いてみると、

「いや、前回の検査では卵巣膿腫みたいな影が
 あったんですが、今回は見あたらないんですよね」

あるのは困るが、ないのは歓迎。
「詳しくは主治医の先生から」と検査終了。

そして、3カ月ぶりの主治医より、

「よかったねー。なーんにも異常なし。
 血液検査もバッチリよ」

ということで、6年半検診クリア。

あー、よかったー。

毎回毎回ではあるけれど、
心臓に毛が生えているであろう
私であっても、ドキドキする。
再発、転移…していたらどうしよう。

乳がんは比較的進行の遅いがんであるが、
その分、予後観察も長く、治療期間も長い。
私はホルモン受動態のタイプなので、
6年半経った今も、毎日ホルモン剤を飲んでいる。
副作用ももちろんあるが、
この性格ゆえか、今のところ耐えられているが、
そのじわっとキツイ感に悩まされている
同病の友人も多い。

それこそ、最近話題のア○ラックの新商品
「がんを経験しても入れる保険」の加入条件は、
「治療を受けた最後の日から5年以上経過」
なのだが、こんな風で治療が続いているので、
「加入できないね」と保険関係の友人より。

もはや「私は不幸だ」なんて泣きはしないが、
日々の不安がないと言えば大ウソになる。
最近はすっかり忘れていることの方が多いが、
完全に忘れる日は1日たりともない。
「あんたは病人」とぐいーっと振り戻され、
ふぅぅぅ、とか、はぁぁぁ、とか、
ついつい、ため息が出てしまう。

がんのご機嫌を損ねませんように、
薬の副作用がでませんように、
心が折れませんように・・・。

もはや、祈るしかない。

次の検査は、9月。
田植えされたばかりの田んぼも、
その頃は、収穫を間近に迎えた
青い稲穂が揺れていることだろう。


**

乳腺外来では、若い女性の姿を多く見かけた。
小林麻央さんの影響だろうか。だろうな。

たいていの自治体の乳がん検診は、
40歳以上だと思う。
それ以下の年齢の場合は、
会社など検診でオプションでつけたり、
人間ドックなどもあるが、基本は全額自己負担だ。

私が検診を受けたきっかけは、
友人のすすめというか、
「なら、やっとこか〜」程度の軽いソレだった。

そして、「乳がん」が分かった。

とにかく、しこりも気付かなかったし
(粒子が細かく、しこりになりにくい種類)、
ちょっと痛いかも…ぐらいで、重篤な感じではない。
年齢も当時36歳、親兄弟親戚にもがん経験者ナシ、
3カ月に一度、甲状腺のチェックで採血検査を
していたし、婦人科や自治体のがん検診にも
まめに参加していたのに…え、なんで〜!

結果として、今こうしていられるのは、
なんとなく(虫の知らせというのか)
検診に行こうかなと思い、
(実は予約が面倒で何度も見送っていた)
実際に行動に移し(←ここ一番大事)検査を受けたから。

見つかった時、早期発見ではまったくなく、
「4センチの腫瘍があります」と勧告され、
本気の本気で愕然としたのを覚えている。
調べてみると、2.3センチ、2センチ、1センチの
腫瘍が繋がっている(拡散している)状態だったが、
「リンパ節に転移していないのが奇跡」
と先生に言われた。
そして、これに気付かなかった場合、
「40歳まで生きられなかったよ」と。
まさに、間一髪でたすかった。

「みなさんも検査にいった方がいいですよ」
思うけれども、
「行きたくなければいかなくてもいいんじゃない」
とも思っている。

行く/行かないを判断する時点から、
その人それぞれの人生というか、
運命なのだと思うから。

もっと早く受診していれば良かったかな、
しかし、あの危機的タイミングで
みつかったのはツイてるってこと?
…たら、れば、でも、かも、が頭をめぐる。
納得のいくような良案は浮かばないけれど、
何事にもかえられぬ「結果」こそが、
「今」なんだと思う。

美味しいお肉をつまみに、
ダンナとビールで乾杯して、
「よかったね」と言い合える
「今」に感謝しよう。

そう思うと、
ちょっとだけ心が軽くなる。
いろいろあるけれど、
割としっかり生きられてるじゃん、私。




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