
「虫歯かな〜」と軽い気持ちで歯医者へ行ったのだが、
なんのなんの、奥歯を抜かれてしまったよ!
「奥歯の詰め物の下(もちろん見えない)が
きれいに折れていますね」
度重なる治療で歯がもろくなった(矯正やってたし)、
薄くなった箇所にヒビが入って噛んでいる間に折れた・・・まぁ、原因は不明。
どおりでぐらぐら浮いた感じがするわけだ。
もちろん、抜くのはできるだけ避けたいとのことだったけれど、
カンをあけてみると「複雑骨折のような有様」で、
「もはや、修復不可能」とのこと。あ〜〜〜〜〜〜っ泣。
幸い、虫歯や炎症がなかったおかげで、即抜歯となったが、
これが腫れたりしていると、治療も手こずるらしい。
ずーーっとかかっている先生なんで、もはやおまかせ。
ということで、何十年かぶりに抜歯。
昔の抜歯の記憶って、注射は痛いし、
ガリリゴリリと力づくのイメージがあったけれど、
最近のそれは、そんなことはないんだね。
親知らずなどを抜く際も、熱が出るだとか、
血が止まらないとか、いろいろ言われたけれど、
現在、痛くもないし、血も止まっている。
とはいえ、「奥歯を抜きます」と宣告された時、
「がんかもしれません」と宣告された時の心境が
ぶわ〜〜〜っと蘇ってきて、くらくらっときた。
なんというか、意識が飛んでいくような感じ。
トラウマが残っているんだろうね。怖かった〜。
ちょっとしたら落ち着いたけれど、
「えー、もしかしたらインプラントとか!」
「まさかの部分入れ歯!」
など、別の現実的恐怖がやってきたけども、
一応、それは免れた模様。このあと一週間後に抜糸して、
運良く残っていた親知らず(下の箇所は矯正の邪魔で抜いた)と、
一個前の歯にブリッジを架けるらしい。
面倒っちゃ面倒だけどね。
ということで、身も心もすっかり疲れ果てて帰宅。
お酒も飲むことができず、早々に寝てやったさ。
折れるのを防ぐのは難しかろうけれど、
やはり歯を大事にせんとなと思った次第。
ついつい舌先で歯茎を触っては、
「ひ〜気持ち悪〜」となるけれど、
しばらくは大人しくしとこう。ハイ。
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春眠暁を覚えず。

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