たまたま…からの今

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川島なお美さん、お亡くなりになられましたね。
昨日は、北斗晶さんが乳がんの手術を受けられたこともあり、
テレビでは特集が組まれ、さまざまな報道がされいる。
個人的には友人が亡くなったばかりだし、
「がん」というものの怖さを改めて感じている。

がんの怖さは、やはり「見えない」ことだろう。
初期の頃は痛みもなければ、特別な体調変化もない。
しかるべき検査を行い(わざわざ出向き、お金を払い)、
見えない部分を見てもらうしか「発見」の術はない。

このブログでも何度か書いたと思うが、
私の乳がん発見は「たまたま」にすぎなかった。
左胸だけが大きく張るような感じや
神経を刺激するようなチリチリ痛むような感じ
(これは北斗さんもおっしゃっていましたね)
はあったけれど、生理前かな…程度のソレで
気にもしていなかった。しこりも特に感じなかったし。
(検査後分かったが、細胞が細かくしこりにならないタイプのがんだった)

その時、ちょうど友人の事務所に出向している時期で、
なんとなくサボりたい…病院でも行っとけば理由になるかな…
いわゆるズル休みの口実として、急遽、病院行きを決めた。

また、35歳頃の私はそろそろ(いいかげんに)
子どもが欲しいと思っていた頃。
「さぁ、コウノトリさん、いつでも飛んでおいでー」状態であった。
もし妊娠の予兆があれば、放射線を使う検査は受けないだろうし、
病院に行かず、西松屋に行っていたと思う。
もちろん、生まれていたら検査のことなんて忘れて、
子育てに没頭しただろうし…。

見えない部分を見てもらった結果

・・・がん発覚。

初期はとうに過ぎ、最初の病院では
「しこりは最大4cmです。他にも数個あります」と告げられた。
さすがの素人でも4cmはやばいだろう…ということは分かる。
詳細検査の結果、2.3cm、2cm、1.2cm、その他たくさん
という診断だったが、悪いのには変わらない。
「温存できませんかね…」と一応言ってみたものの、
「命優先でいきましょう」と主治医。
最初の検査から20日後、左胸とお別れした。

がんの大きさ(範囲)から懸念されたリンパ節転移はナシ。
「奇跡といってもいいぐらい」と主治医の先生。
「あと数か月遅かったら、40歳まで生きられなかったよ」

たまたまあの時、検査に行ったから、
たまたまあの時、妊娠していなかったから、
たまたまあの時、がんがとどまってくれていたから、

いくつかのたまたまのおかげで、41歳の今の私がいる。

「マンモは痛いから、検査とか無理、無理〜」
「がん家系でもないし、大丈夫でしょ」

などと言う人は、私の周りにもたくさんいるが、
「検査は大事だって!行かないとダメ!」と
説得する気は・・・・・・正直、さらっさらない。

行きたくない人は行かないでいいし、
行きたいと思った人が行けばいいだけのこと。
そこまで含めて、その人の人生。
突き放すようだけど、自分のことで精一杯だ。
小さな決断の繰り返しによって今があり、未来がある。
どう行くか、どう選ぶかは、その人次第。

ちなみにだけど、今の私は、
病気のことを全部ひっくるめても、
そこそこ幸せに暮らせている。
時々、あの時の「たまたま」の連鎖を思い出し、
ああ、生きなさいってことかな…なんて思いながら、
空を見上げる。感謝せんとな。

そんなこんなで、事例のひとつとして、
捉えてもらえると嬉しい。







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大は小を兼ねる…てか?

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本当におめでたい話なのだが、
最近、ずいぶんと「悩み事」が減った。

孔子がいうところの、四十にして惑わず…キターーーッ!
なのかもしれないし、いろいろな運勢的なものだとか、
バイオリズムだとかが安定の位置に入っているのかもしれないし、
なんやらかんやらで忙しく、悩む暇がないってのもあるし、
単純に加齢によって神経が図太くなっている可能性も大いにあるし、
さまざまな要因はあるにせよ、割と平穏に暮らせている。

その一方でというか、万年そんな感じではあるが、
友人から悩みを相談されることがよくよくある。
笑って終了のものもあれば、それは私ではなく
弁護士に相談した方がいいと思うよ…など重大度は大小あるが、
原則として、聞くのみ。アドバイスはよほどのことでないとしない。
他人に結論を委ねても意味がないし。私も責任持てないし。

人を許せる…というより、人に余計な期待をしなくなったと
言ったほうがしっくりくる。私は私、あなたはあなた。
もともと干渉されるのがダメで、そういう傾向は強いにせよ、
近年、さらに強くなってきている気がする…なんて話を親友としていた。

「一見、いいようだけど、あの一件の後遺症やない…」

あの一件…
うわ〜〜〜、思い出したっていうか、今でもむかつく!

数年前、もうそれはそれはひどい裏切りに遭った。
彼氏に振られるとかの比じゃないぐらいの仕打ちで、
蕁麻疹はでるし、突発性難聴になるし、
やっぱりストレスってあるんだな…と身を以て知った。

「しかし、あの人間不信から、よく立ち直れたね」

いやいや、あなたを含め、ダンナや友人たちがいてくれたおかげだよ。
ひとりぼっちだったら、良からぬことをやりかねなかったと思うもの。
あれからずいぶん日薬が効いて、穏やかに過ごせているが、
やっぱり思い出すと震えがくる。一生、許せないと思う。

ということで、体調面の不安は「がん」というボスキャラの登場で、
少々の不調は「ま、大丈夫やろ」と過剰に反応することもなくなったし、
精神面の不安は「この一件」という大打撃(精神の大崩壊)にて、
ちょっとした人間関係のこじれやもつれぐらいでは、
「まーったく、どうでもいー」とスルーできるようになった。

これは結果オーライなのか???
それともカウンセリングとかに通った方がいいのか???

大は小を兼ねるというけれど、
悩みもそんなもんなんやろか…ね。









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5年9カ月検診

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5年…何カ月検診だったっけ?
ぱっと思い浮かばないほどな今日この頃。
6カ月、1年…3年、5年…一日一日が積み重なり、
あの日から、もう5年9カ月が経ったんだ。

ということで、検査も無事クリア。

次は12月。ここで丸6年になる。
一般的にがんの経過観察は5年と言われるけれど、
乳がんは進行の遅いがんとのことで10年。
長いけれど、もはや仕方ない。

現在の体調はというと、

「すこぶる良好」

昨日はラン仲間と一緒に福岡マラソンの試走を兼ねて
今宿〜糸島を30kmほど走ってきた。今週末はリレーマラソン。
普段より走る回数が増えているのと、食事を若干節制しているせいか、
ちょっぴり痩せた。血液の数値も異常なし。
コレステロールも-20、中性脂肪は-60、
ホルモン治療を行っているので太りやすい状態(食欲が湧く)だけど、
なんとかコントロールできてる…感じか。
目のかすみ(ちらつき)、たまーにホットフラッシュがあるくらいで、
薬の副作用である「更年期障害」の症状も重篤ではない。
蕁麻疹は相変わらずだけど、もはや慢性なんで仕方ないし、
甲状腺も投薬量は増えたけど、低値安定といったところか。

とにかく、この調子で一日一日…。
健康的で楽しい毎日を過ごしてゆけたらと思う。


***


先週、田舎の同級生より電話。
「Mちゃんが、亡くなったってよ」
Mちゃんとは、中学の時すごく仲が良くいつも一緒だった。
ニコニコしていて、とてもかわいかったので
男女問わずすごく人気があった。

早くに結婚し、今は隣町在住で娘が一人。
数年前まで年賀状のやりとりをしていたが、
引っ越しを機に疎遠になっていた。
無沙汰は無事の便りではないが、
夏休みに友人たちと集まった時にも
「Mちゃん、元気にしとるかね」なんて話していたばかりだった。

死因は小腸がん。
昨年の12月に発覚したときには、すでに転移していたらしい。
そうなれば痛みや治療の副作用も辛かったはずだけど、
周囲の人たちには一切告げず、ずっとニコニコして過ごしたらしい。
その強さと優しさ…Mちゃん、さすがだよ。

週末、お通夜に参列してきた。

遺影の笑顔は、本当に昔のまま。
棺に横たわる姿は、闘病によって痩せていたけれど、
とても美しく、安らかな表情だった。

命あるものはすべて最後の瞬間を迎えるが、
やっぱり40歳での別れはつらい。
悲しみで言葉が出ないご主人、参列者に頭を下げる娘さんは
高校生になっていて、Mちゃんとうり二つだった。

近しい人の死に直面すると、やはり自らのそれを考えてしまう。
悲しいとか怖いとかではなく、生死をわける要因って何だろう、
私がこの瞬間を迎える時どうしていたいだろう、
そして、この世に何を残せるだろう…。
胸の奥の方がぎゅーっと締め付けられるような苦しさを感じるけれど、
これこそが、生きてゆくために必要な「問い」だと思うし、
生きている証なんだと思う。

お通夜には、数十年ぶりの懐かしい同級生たちの姿も。
Mちゃんの訃報が入る数日前、小学校の時の担任の先生から
電話があり「みんなで会いたいですね」と話したばっかりだった。
ということで、お通夜帰りに同級生と担任の先生と急遽同窓会が実現。
「これもMちゃんのおかげやね」とみんなで献杯した。
今後もこういう機会は増えてゆくんだろう。
でも、その都度に気心の知れた仲間たちと共に、
悲しみを分かち合い、力にかえてゆくんだろうな…。

先のことは誰にもわからない。
だからこそ、この一瞬を大事にしなければならない。
いろいろ考えてみるけれど、結局はここに行きついてしまう。
となると、小難しいことを考えることに時間を割くのではなく、
ただただシンプルに、愛する家族、愛する友人たちと共に、
1分1秒でも長く、笑っていたいなと思う。

Mちゃんの分まで、私は一日でも長く生きてゆきたい。
幸運にも延長された命、しっかり全うするからね、Mちゃん。


Mちゃん、ゆっくり休んでおくれ。
あなたの笑顔は一生忘れないよ。





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