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空前のリバイバル★ブーム!?

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最近の定位置。とにかく24時間、半径1m以内にいる。ひっつきべったり。

 合宿にBBQにお盆に…気がついたら、8月も後半に差し掛かろうとしている。暑いながらも昨年ほど衰弱しておらず、忙しくて走っていないので痛いところもない(走るほど不健康になる)。そんな感じなので、夏痩せもせず、ふくふくとしており、別の意味でやばい。

 夏休みということもあり、帰省してきている友人も多く、久しぶりに会う機会も多いのだが、それを差し引いても、最近、昔の友人や同僚にやたらめったら会う。数日前はLINEのグループの招待が来たと思えば高校の学年合同の同窓会の誘い(てか、初めてやし)だったり、博多駅では元同僚の夫婦にばったり。リバイバルシーズン到来なのか!?

 その極めつけともいえることが先日あった。取材帰りの夕方、カメラや資料など大荷物+取材先でいただいた米(3kg※激重)を提げ、博多駅の東急ハンズを歩いていた。みなさん、想像してほしい。夏の夕方、取材帰り、汗だく、クタクタ…44歳、中年女性の姿を。メイクも落ち、髪もボサボサ。精魂ともに尽き果て「あーもー、早よ帰ろう」と思った瞬間、前から見覚えのある顔が…。あれ?誰だっけ?

ぎゃっ!!!

 元彼だ。あ!目があった!「わぁ、久しぶり〜」と話しかけるか、いやいや、この格好はさすがにないだろう。てか、名前なんやったっけーーーー!!!! 細い通路で横道に逸れることもできない。向こうから話しかけられたらどうしよう…。実はこの彼の話を「私のせいで、酒乱になった人がおったんよ〜」などと、数日前に友人にしたばかりだった。いらんこと言ったせいで、なんか引き寄せた!?もはや、軽いパニック!

 で、とっさにとった行動は、目頭を押さえ「あー、コンタクトがずれたかも〜」な小芝居。ということで、話しかける、かけられることなく、私たちは通りすぎた。

 後ろを振り向くことなく、一目散にトイレに駆け込み鏡を見ると…汗で化粧も崩れ、顔もたるみ、髪の分け目の部分に白く光るものがピンピン。

ぎゃっ!!!

「いや、これは知らないふりして正解だわ」と、我ながら20年の歳月をかみしめた。お化け屋敷より怖い、ホラー体験。24歳のかわいい私だけ、思い出にとっておいて、元彼よ。

 そんな感じで、とにかく油断ならない。リバイバルブーム、さてさて、いつまで続くことやら…。とりあえず、普段以上に身ぎれいにしておきたいと思う。あー、こわい、こわい。



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私のエクストリーム

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 毎週末のように、いや、“ように”ではなく毎週末、やれ合宿だ、やれ大会だ、やれ練習会だと、スポーツ少年少女も真っ青の体育会系な日々を送っている。イベントごとにブログを書いていたら、それこそ「中年体育記録ブログ」になってしまうので(もうなっているか…)割愛するが、(積極的には認めたくはないけれど)世に言う“ハマりこんでいる状態”とは、こういうことを差すのだろう。

 この週末、憧れていた大会に出場することができた。



霧島・えびの高原EXTREME TRAIL 2018

 新燃岳の噴火の影響で、昨年同様コース変更があり、ショート(34km)、ロング(64.5km)となった。私はショートにエントリーしたが、ちなみにロングは同コースを2周するというもの。ご近所を2周するだけでも勘弁なのに…走りきる体力はもちろん、精神力を要するタフなレースなのである。

 私はあまり汗をかかない(かけない)体質であるため、万全すぎるほどの熱中症対策で挑んだ。が、到着した前日、会場のえびの高原は台風の影響をうけ、笑っちゃうほどの暴風雨。野外で行われた前夜祭も横殴りの雨で“お祭り感”は一切なく、色とりどりのレインウエアを着込んだランナーたちがテント下で団子になり、「はじまる前から、エクストリームだよね…」などと苦笑いしながら、雨でシャビシャビになったご飯をかっこんだ。

 レース当日、午前3時起床。昨日の暴風雨が嘘のようにおさまる。かねがねというか、往々にしてというか、「楽しみの前には、ワンクッション(アクシデント)がある」のがお決まり。想定内、想定内…。むしろ、雨の方が気温が低いので、私としては好都合だ。
 
 午前5時、ロングのスタートを見送り、1時間後の午前6時、ショートも一斉スタート。いざ、未知の世界へ!「前半飛ばすと、後半もたないよ」との忠告を守り、はやる気持ちを抑えて落とし気味で入る。今回は「気分」ではなく(毎回、なんの根拠もなく気分だけは上々で、飛ばしてすぎて撃沈するパターン)、身体の状態がわかる「心拍数」を重視した(160bpm以下)。とはいえ、なにをどうしてもきつい。上りもきついし、下りもきつい。練習を含め、これまで20km以上のトレイル経験がなく、24kmの第2エイドを過ぎたあたりで、「最後までもつのか…私」と不安…いや、恐怖がよぎった。

 頭から水をかぶり、化粧なんてもはや何ソレ? 雨に打たれ、泥沼にはまり、マメがつぶれ、経験したことのない極限状態が両手を広げて待っていた。やめたくても、ここは山の中。自分の足で進まないと終わらない。「この歳になって、一体何をやっているんだろう…」という自問自答とともに、一歩一歩足を進める。とにかくゴールするしかない。

  6時間50分00秒
  部門25位/55人中
  総合174位/244人中(男女)

 制限時間8時間以内になんとかゴール。ゴールが見えた瞬間、涙がポロポロこぼれてきた。いつもブス顔で走っているので、せめてゴールぐらいは得意の作り笑顔でいくぞと思っていたが、これまでにないほどグチャグチャな姿でゴールテープを切った。

 ここまで堪えられたのは、魂のラン友・マナのおかげだ。同じ歳、運動経験なし(文化系人生まっしぐら)、走力も似たようなもの、そして何より、気は強いが体は弱い(笑)という私たち。周囲では「マナカナ」と呼ばれ、にわかライバル対決として面白がられている。もちろん、私もマナには負けたくはないし、マナだって私には負けたくないだろう。でも、ここのところ、私は肉離れや熱中症で練習できず、マナも故障あけで、お互いMaxにはほど遠い状態…。「とにかく、完走を目指そう」。ライバルは競い合うだけじゃない。その苦しさを共有し、同じ目標を設定できる。一人より二人の方が、より頑張れるってなもんだ。
 
 20kmすぎたあたりから(おのずと)合流し、一緒に走りだす。後半戦、日本一の枕木階段を駆け上がり、最難関である栗野岳&えびの岳を越える。息はゼイハア、水も底をつき、足のマメもつぶれ、お互い「ごめんね」「ありがとう」と繰り返し言い合いながら進む。これぞ模範ともいえる「励まし合い」。この段階では、お互いの存在しか頼れるものはなかった。「もう、私たちの趣味はトレイルです!とか言わんどこう。オルレからやり直しや…」と、えびの岳の頂上で2人してへたり込み猛省した。

 ラスボス・えびの岳をやっとの思いで下り、最後は2人で手つなぎフィニッシュ。マナカナ見事復活!…というよりは、マナカナここから気持ち入れ変えて1から、いや0から頑張ります…ではあるが、私もマナも昨日までの自分を越えられたのは確かだ。世界はまだまだ広い。そして、その先につながっている。とにもかくにも、マナがいてくれたから、なんとか諦めずに済んだ。本当に、本当に、ありがとう。今のこの状態だからこそ、2人でゴールできて良かった。

***

 先日、最近、乳がんが発覚した方とやりとりする機会があった。その中で、「乳がんにかかってやめたこと、はじめたことはありますか」と質問を受けた。初発は不安だろうし模範的な回答が良いだろうかと思ったが、ここは正直に「かかってやめたこと…ないです。定期的な血液検査に準じつつ、お酒も飲むし、食べたいものを食べる。節制してストレスを感じるぐらいなら、私はしない方を選びたいです」と回答。あ、待てよ…。「発覚してはじめたことは、ひとつだけあります。マラソンです。この世で一番嫌いなことをクリアしたら、ボーナスポイント2倍になるかも…と。それは冗談だとしても、何かを克服できた達成感や充足感は大きかったかも。それから、まったく痩せはしませんが、極端に肥えもしません。発覚時、体温は35度台が普通、抗がん剤を投与していた頃など34度台でしたが、今では平均36度5分以上、ヘタすると37度など、体温が1度以上上がりました」。体温が上がるとがん細胞が繁殖しづらいともいうし、これはひとつの成果ではないだろうか。

 今回、ゴールテープを目指して走りながら思った。私の人生においてこんなに泣けるほどのことが、一体どれだけあるのだろうか…と。周りからは「やり過ぎている」などと怒られもするが、私はやっぱりやりたいのである。何かを乗り越える達成感、微々たるものだが肉体の進化、かけがえのない仲間との出会い、そこには「生きている実感」がある。「神様は、このことを私に教えたかったんだろうか…」そう思うと、さらに涙がこぼれてきた。生きていることを素晴らしいと思えるって、割かし幸福な方なんじゃないか、と。


2018年7月夏、私のエクストリーム(極限)、ここにあり。


応援してくれたみなさん、心からありがとう。



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無意識の記憶の海

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 知り合って日の浅い友人には、「アクセの人」として覚えられているが、収入の主を占めるのは、書いたり、考えたり、仕切ったりすることだ。フリーになって、もう15年も経つのか…。記念日に興味がないのでスルーしていたが、それなりの年月が過ぎている。書いたり、考えたり、仕切ったりと前に書いたが、得意な順番は、仕切ったり、考えたり、書いたり、だな。どっちでもいいか。

 最近、仕事をしていて感じるのは、昔にくらべて「迷わなくなった」ということ。“降りてくる”というほど仰々しいものではないが、スッと視界が開け「見える感覚」を覚える。雑多に散らばっていた点と点がつながり、一本の線になる瞬間。昔を10としたら、いまは3ぐらいで到達できる。

 でも、その一方で「待てよ」と思うのだ。基本的に似たような案件について考えているわけで、知識の蓄積がある一方、それが水垢みたいに固まってしまい、いびつな「ひな形」を形成しているだけ、なのではないかと。もちろん、それが「経験値」というものかもしれないが、それにサクッと当てはめて、ハイ、終了→迷わない→できている気になってやしないかと。

 難儀な企画書を仕上げた夕方、どうしてもビールが飲みたくなり、無理くり夫を誘い、近所の焼き鳥屋にいった。酔いに任せつつ「これでいいんやろうかね」と夫に話したところ、意外な答えが…。「ひらめきって、経験によって学習した膨大な『無意識の記憶の海』から生まれるものらしいよ」だと。どっかで読んだか聞いたかした話らしいが、モヤっと曇っていた気分に薄日がさした。「サクサク仕事が進むのは、経験を積んだおばちゃんの特権たい」。ありがとう、夫よ。せめて、無意識の海が常に満潮であるように多くの情報のインプットすること、そして、時にこうして立ち止まって冷静に水位を確かめること。そんなことを忘れてはいけないなと思う、よく晴れた土曜の朝。

もう少し、やれそうな気がするよ。



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